すなわち、コラーゲン産生細胞が減少することからシワやたるみが起こるということが解かっています。そこで、人工的に外からコラーゲン質を注入する整形美容がテレビでも紹介されているのを、ご覧になった方は多いと思います。
しかし、その細胞がもし、自分自身の若い時の細胞であれば、もともと自分の細胞ですから、身体の拒絶反応もなく、理想的なことは言うまでもありません。前回もご紹介した、「セルバンク」ではこの自分自身のコラーゲン産生細胞を増殖させて移植する方法が採られています。
この方法を「セルコラーゲン トリートメント」と呼びます。
技術的には、皮膚再生用の細胞を培養する、高度な医療技術が必要ですし、凍結保存する技術、またそれを長期に渡って安定的に管理保存する施設も必要になってきます。
最近「セルバンク」の記事も多くなり再生医療[アンチエイジング]の関心も高まっているようです。実際に肌再生医療はどのように行われるのか、またその費用はどのくらいかかるのでしょうか?
肌細胞はどのように採取されるのでしょうか?
「セルバンク」の資料によりますと、肌の細胞は、耳の後ろ部分から、3ミリ×5ミリ程度、提携の医療機関で医師の裁量権のもと、採取するそうです。
それを細胞培養して、液体窒素で凍結保存するという流れになっています。もちろん、すべての治療に先立ち、依頼者の血液検査を行い、感染症のチェックが為された後に、充分な説明と内容の理解が得られた時点(インフォームドコンセントという)で、肌細胞の摂取が行われるとのことです。費用はどれくらいかかるのでしょうか?
「セルバンク」の資料によりますと、以下の費用がかかるとのことです。
◆細胞調整料 ¥336,000
■保管契約料 1年 ¥31,500
■保管契約料 10年 ¥315,000
最近、「セルバンク」主体のポータルサイトが出され、そこで紹介された、他のサイトも読ませていただきました。
その中で比較的多かったのが、費用の点で「私にはとても無理」という若い人の率直な感想でした。
費用の点で、若い人からすると、やはりこの金額は大きいのでしょうか?
しかし、肌細胞の理想的な採取時期は、20代から30代前半の若い時が最も効果的と言われています。
この希望と現実に、費用の面で大きなギャップがあるわけで、それが解決すればこのような再生医療が、ごく一般的な「医療」、もしくは「老いに対する医療保険的な医療行為」になるような日がくると思います。
そのギャップを埋める、ひとつのヒントは、私どものような50歳代から60歳代の年代が、若い年代に援助してやるということかも知れません。
我々の年代は、若い人の「親の年代」でもあるわけですから、美しく老いてゆくことに切実な思いがあります。
一過性の美容整形とは違う、この「再生医療」が我々の世代に理解されれば、きっと自分の娘に将来の若さをプレゼントしてやりたいと思う親は多いと思います。
このように、皮膚の再生医療はすでに実用化の段階に入っているのですが、単に美容というレベルではなく、高度医療分野の一部門が現実化したものと捉えるべきで、この技術の恩恵を受けることができる若い世代の方は、「選ばれた世代」でもあると言えます。
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